低酸素脳症は
脳に酸素が届かなくなること
によって起きてしまう病気です。
脳は「酸素がない」という状態に非常に弱いので、
その症状としては脳に関するものが非常に多く、
長く続けば死に至ってしまうこともあります。
治療したとしても、
後遺症が出るケースもあります。
今回は
この低酸素脳症について、
その症状や治療方法、
発症原因について説明していきたいと思います。
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低酸素脳症というのは?

By: NICHD
低酸素脳症というのは、
酸素が脳に十分に届いてこないことから
脳の機能に障害が発生してしまう病気です。
脳は酸素が必要であり、
酸素が少ないという状態に非常に弱いために、
様々な脳の機能に障害が出ます。
どういった症状に?

By: GreenFlames09
低酸素脳症の症状というのは、
脳にどの程度の酸素が届いているかで違ってきますが、
比較的短い時間であれば下のような症状が見られます。
- 注意力散漫
- 判断力の低下
- 運動機能の低下
短い時間というのは、
成人の場合で「数分レベル」のことで、
この程度であれば
後遺症も残らずに回復するケースが多くなっています。
しかし、
これ以上の場合は、上に紹介したような症状の他、
後遺症などが残ってしまうケースがあり、
持続的な障害なることも考えられます。
治療方法は?

By: Bill McChesney
低酸素脳症の治療法についですが、
まずは
低酸素になってしまった原因を解消するのが先決です。
一刻も早く脳に酸素を送る必要があります。
治療において非常に大事なのは、
『低酸素脳症の状態を
いかに短い時間で解消することが出来たか?』
になります。
この時間が短ければ短いほど、
後遺症が残るケースというのは少なくなります。
また、
低体温にすることで
脳の機能を一時的に低下させて
進行を遅らせる「低体温法」という治療法も用いられます。
どんな後遺症が考えられる?

By: Nitram242
低酸素脳症の後遺症としては
運動機能に対しての障害が多く見られます。
また、
運動機能の他に脳の機能の障害として、
電話が取り次げないなどの
日常生活に支障をきたす後遺症の可能性もあります。
これらの後遺症については、
リハビリを通しての治療が一般的です。
脳にまつわる病気であるため、
後遺症は様々であり、
パーキンソン症候群などを起こすこともあります。
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原因はどういったことが考えられる?

By: GreenFlames09
低酸素脳症の原因ですが、
下のようなものが考えられます。
- 貧血
- 一酸化炭素中毒
- 溺れ
- 窒息
こういったことにより
低酸素脳症が引き起こされることになります。
これ以外には
心筋梗塞といった病気によって
低酸素脳症が引き起こされるケースというのもあるのです。
低酸素ですから、
呼吸に何らかの障害が発生すると発症する可能性がある
と考えて間違いありません。
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