レビー小体型認知症と
パーキンソン病とでは
まったく異なる2つの病気ですが、密接な関係があります。
レビー小体型認知症にかかると
パーキンソン病の症状も出てくるからです。
では、
それぞれどういった病気となるのか?
また、
レビー小体型認知症の原因はどういったところにあるのか?
今回はレビー小体型認知症および
パーキンソン病について説明したいと思います。
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レビー小体型認知症の原因は?
幻想や妄想などに悩まされる
認知症のレビー小体型認知症ですが、
その原因は「レビー小体」にあります。
このレビー小体が
大脳皮質に現れると
「レビー小体型認知症」になります。
認知症の中でも
3大認知症の1つと言われているレビー小体型認知症ですが、
日常生活の何が原因で起きるのかは分かっていません。
実際にレビー小体型認知症を発症した方でも
ある日、突然、
医師からそういう風に告げられたというケースも多いようです。
パーキンソン病との違いは?

By: ajari
レビー小体型認知症を発症すると
幻想や妄想症状の他、
「パーキンソン病の症状」が出ます。
しかし、
根本的に2つは違う病気ですので、
それぞれに症状が異なります。
レビー小体型認知症は
あくまで「認知症」であり、
妄想や幻想などが主な症状です。
それに対して
パーキンソン病などは
手足のふるえなどから始まり、
運動機能の低下が症状となります。
簡単に以下のような症状となります。
- パーキンソン病:運動機能の低下
- レビー小体型認知症:幻想や妄想 + パーキンソン病の症状
パーキンソン病について解説された動画は
こちらをご覧ください。
【福島ドクターズTV「パーキンソン病」】
一般の方へのインタビューなどで
パーキンソン病へのイメージや
実際にかかった方へのインタビューなどがありますが、
幻想や妄想というのは出てこないと思います。
あくまでパーキンソン病は
運動機能に関しての症状ということになるのです。
関連記事:「レビー小体型認知症の症状と進行性」
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レビー小体型認知症とパーキンソン病の併発

By: JD Hancock
レビー小体型認知症と
パーキンソン病の併発は十分にあり得ます。
レビー小体型認知症の症状を語る時には、
パーキンソン病の症状という説明が
なされているケースもあるくらいなので、
密接な関係があると言えます。
なぜなら原因となるのは、
どちらもレビー小体だからです。
レビー小体が現れる場所によって、
発症する病気が異なるのです。
- 大脳皮質:レビー小体型認知症
- 脳幹:パーキンソン病
このような関係があるために
併発は十分にあり得ます。
レビー小体型認知症と診断されて
パーキンソン病の症状も見られるケースも、
パーキンソン病からレビー小体型認知症と診断されるケースもあるのです。
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